マラミエーロはアブルッツォ州のペスカーラに拠点を置く、アブルッツォでも指折りのワイナリーです。醸造家にはアブルッツォを知り尽くしたロメオ・タラヴォレッリを採用し、品質の高いワインを生み出す事に定評があります。また価格帯のラインナップを揃え 様々なニーズに応える商品構成も特徴です。マラミエーロの最高責任者アントニオ・キャヴァローリは、マラミエーロの歴史についてこう語ります。『かつて20年以上前、マラミエーロでは自家消費用のワインしか造っておりませんでした。しかし先代のDante Marramiero氏がクォリティーの高いワインを 市場に販売したいと考えていた時に、ワインが好きだった私と出会い、私と共にワイン造りに関する様々な勉強をして品質の改善に着手し始めます。当時若かった私は様々なアイディアを出しました。その一つがDOC名を前面に出さないワイン名です。イタリアではよく『アブルッツォの人間は頭が固い』というのが定説です。頑固な人間に対して『お前はアブルッツォ人か??』 なんて比喩もあるくらいです。その為、最初は周囲の人間全員から反発がありました。しかし市場が結果を出してくれました。私たちは長い間一生懸命に働き、非常に良い結果を出してきました。しかしまだトップまで上がったとは思っていません。お客さんが弊社のワインに対していつも興味を持ってくれているおかげで我が土地のワインは素晴らしいという事を再確認でき、高いモチベーションを持つことができています。私たちはアブルッツォに対する感謝と共に、世界中にいるお客様への感謝の気持ちを込めてワインを造っております』そのワイン造りの姿勢は各方面から高く評価されて、ワイン専門誌から国際的なコンクールに至るまで絶大な評価を獲得しており、アントニオ氏のコメントからも今後もますます飛躍が期待できます。

栽培・醸造特記事項
マラミエーロではペスカーラ近郊に約100haの葡萄畑を所有します。土壌は凝灰岩や粘土質が主のミネラル豊富な土地です。100ha近い広大な葡萄畑を所有し、莫大な量のワインを生産しているにもかかわらず、毎年安定した品質のワインを生み出し高評価を獲得し続けているマラミエーロ。マラミエーロのワイン造りの特徴は、伝統的な醸造方法と現代的なテクノロジーをお互い両立し、アブルッツオから産みだされる葡萄とワインを更に質の高いものに向上させようという取り組みでもあります。その秘密を一部ご紹介すると…

①ガニメデ社製ステンレスタンク
マラミエーロではガニメデ社のステンレスタンクを採用しております。これは、果汁が発酵する際の炭酸ガスを循環させて、上部の果房を壊し、密閉した容器の中でピジャージュと同じ効果を得られる、画期的なステンレスタンクです。メリットとして、密閉した空間ですぺてのプロセスが行われるので、従来のタンクよりも衛生的に優れ、醸造中のSO2の使用を最小限に抑えられる。通常のピジャージュよりも均等に撹拌が行われるため、抽出の効率が通常よりも30%アップする。自然発生した炭酸ガスのみを使用するので、電気等を使用せず生産コストを削減できる。シンプルな構造なので一人で何基も管理でき、人件費も削減出来る、などがあります。

また、アルターレやプンタ・ディ・コーレなどのバリック発酵・熟成する白ワインや、インフェリなどバリック熟成の赤ワインに関してはオクソライン社のラックを採用。

②オクソライン社製ラック
ローラーの付いた樽をセットし、定期的に回転させることで、器具を使わずに衛生的に効率的にバトナージュをすることができます。こういった最新器具を使い、効率的な作業を行うことで、人件費などのコストを削減しながらも、安定したクオリティのワインを生み出し続けることが出来るのです。


VINO COTTO LIVIA NV 375ml <赤・甘口>

  • 商品コード003053
  • 【JAN】4562376262100
  • 【希望小売単価】¥ 7,400

VINO COTTO LIVIA NV 375ml <赤・甘口>

アルコール度数 Alc:14.0%(2019)

¥ 7,400

在庫:
数量 (本)

ヴィーノ・コット・リヴィア

VINO COTTO LIVIA NV  甘口 375ml ※化粧箱つき

価格¥7,400 (希望小売価格)
生産者名:MARRAMIERO (マラミエーロ)
品種:モンテプルチアーノ100%
*NVですが、すべて単一年の葡萄を使用しております。
醸造:マストを1/3まで煮詰めた後、フレッシュなマストを加え、桜や林檎、洋梨の木材のハーフバリックにて発酵、同容器にて澱とともに10年熟成。樽から3割ほど取り出し瓶詰。目減りした分をソレラ方式にて補填。

生産本数:約2,000本

JANコード:4562376262100

ヴィーノ・コットの歴史は古く、一説には紀元前4世紀頃にアブルッツォやマルケに住んでいたピチェーノ人が生み出したと言われています。ローマ貴族や皇帝、更にはローマ法王も食後酒としてヴィーノ・コットを飲み、200年前まではヨーロッパの他国にも輸出されていました。ここ数十年の間でヴィーノ・コット造りは衰退しましたが、この長い歴史を持つヴィーノ・コットをマラミエーロが復活、進化させたのがこのヴィーノ・コット ”リヴィア”です。

ヴィーノ・コットはその名の通り「Vino(ワイン)」を「Cotto(調理する、煮る)」し、糖度を高めたマストをフレッシュなマストと混ぜ発酵させる甘口ワインであり、伝統的な造り方はマストを銅鍋に入れ直火にかけて煮詰めますが、マラミエーロでは最新のステンレスボイラーを使いゆっくりと煮詰め、また発酵、熟成に使う樽も桜や林檎、洋梨など様々な木材の樽を使用し味に複雑味をもたせております。試作から10年、様々な改良を経て2014年に初リリースされました。

エンリコ・マラミエーロは『祖父、祖母から聞いた昔話や伝統など、その土地から生まれたものは土地の人間は深く繋がっており、いつもこの伝統という財産から何かを新たな形にて生み出せるのか考えています。受け身のまま過去の伝統を受け継ぐのではなく、そこに我々の情熱や土地への愛情を込めて、限界を越えていくのがマラミエーロのチャレンジ精神です。』と語ります。

「リヴィア」とはマラミエーロ社の先代オーナー、ダンテ・マラミエーロ氏の妻であり、現オーナー、エンリコ・マラミエーロ氏の母の名前です。

ブラウンがかった琥珀色。濃密な黒色果実の香りや、カラメル、紅茶、乾いたハーブやスパイスなどの複雑な香り。口当たりはビロードのように柔らかく、綺麗な酸とともに優しい甘みが広がります。余韻は非常に長く、膨よかなアロマが鼻に抜けます。

おすすめ商品一覧

AVRA 2010 500ml <赤・甘口>

AVRA 2010 500ml <赤・甘口>

¥ 5,040

在庫:
×
数量 (本)