イタリア・シチリア州の最西端にある火山島、パンテレリア島にてオーナーのバティスタ・ベルヴィージとシェフでグルメ通だったベッペ・フォンタナが畑を購入し2010年にワイナリーを設立しました。パレンテリア島は、火山土壌の真っ黒な島でその美しさを「地中海の黒い真珠」と称えられています。パンテレリアとはアラブ語の「BENT EL RIAH(風の子供)」というに由来しており、周囲に妨げるものがなく、年中強風にさらされていることからこの名前が付いたとされています。その中で、パレンテリアでは独自の葡萄栽培が確立されており、葡萄の樹はおどろくほど低く、地面に這うようにして実をつけます。パンテレリア島の葡萄栽培は、無形文化遺産として2014年にユネスコの世界遺産に登録されています。パレンテリア島では甘口のパッシート・ディ・パレンテリアが有名です。現在は7.5haの畑を所持しており、環境と消費者を尊重した自然派ワインを生産しています。栽培では化学薬品、化学肥料、有機肥料を一切使用せず、冬の終わりに野生のハーブを植えるのみ。醸造の際も添加物は一切使用しません。