マルク・デ・グラツィアやアンドレア・フランケッティ、フランク・コーネリッセンなど、幅広くワインに携わってきた人間が、自身のワインを造るために辿り着く場所、エトナ。ヴィーノ・ディ・アンナのアンナ・マルテンスもその一人です。ワインメーカーであるアンナ・マルテンスはオーストラリア出身。90年代にアデレード大学で醸造学を学んだ後、オーストラリアのトップワイナリーであるペタルマで研鑽を積みます。その後、イタリアやブルゴーニュを始め、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカなど世界各国で醸造コンサルタントとして活躍し、オルネライアでは、レオナルド・ラスピーニGMの右腕として働き、パッソピッシャーロではアンドレア・フランケッティと共にワイン造りを経験しました。そして、2008年、エトナで畑を購入し、自身のワインを造ることを決意します。また、夫のエリック・ナリオも長くワインに携わってきた人物です。エリックは現在、ロンドンでカーヴ・ド・ピレネーという、マルセル・ラピエールなど、フランス、イタリアのビオワインを扱うインポーターの仕事も行っており、また、ロンドンでイギリス人シェフとともにレストランの経営もしています。ヴィーノ・ディ・アンナは、この2人を中心に、栽培・醸造、そして販売まで行っております。
栽培・醸造特記事項
ヴィーノ・ディ・アンナの畑は、パッソ・ピッシャーロ、テッレ・ネーレ、フランク・コーネリッセンなどエトナを代表する生産者が畑を所有する、エトナ山北東部のランダッツォからロヴィテッロの間に位置します。標高は760m-900m。2haの畑で、樹齢70-100年のネレッロ・マスカレーゼが主に栽培されています。栽培には、除草剤や農薬は一切不使用で有機栽培を行います。また、醸造でも野生酵母のみでの発酵、醸造中の人的介入は最低限、瓶詰め時はSO2不使用、無濾過・無清澄と、自然なままでのワイン造りをポリシーとしています。
ヴィーノ・ディ・アンナ・ロザート “ジュディ・キャーンズ”
VINO DI ANNA ROSATO “JEUDI 15” 2022
価格 | ¥5,360 (希望小売価格) |
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生産者名:VINO DI ANNA (ヴィーノ・ディ・アンナ) 原産地呼称:VINO ROSATO 品種:ネレッロ・マスカレーゼ90% グルナッシュ10% 醸造:ファイバータンクにて3日間マセラシオン。圧搾後クヴェヴリにて野生酵母のみを使い発酵。同容器内にてシュール・リーにて3~4ヶ月熟成。SO2無添加、無濾過、無清澄にて瓶詰め。
JANコード:4582565771336
オレンジがかったピンク色の外観。野苺やクランベリー、赤スグリ、さくらんぼなどのベリー系果実の香り、トマト、白胡椒などのニュアンスも。口中でも優しいベリー系の果実とともに、繊細なミネラルやフレッシュな酸味が広がり、余韻はドライで優しい旨味が舌に残ります。 |