
モンテリー村に拠点を置き2008が初ヴィンテージとなる新しいドメーヌ「フローラン・ガローデ」。父はモンテリーの組合長を務め、コント・ラフォンの醸造長を務めた事でも知られるポール・ガローデ。そして祖父はコント・ラフォンの小作人だった事でも知られるジョルジュ・ガローデです。ドメーヌの前で撮影したフローラン・ガローデ氏。看板はまだ祖父の名前のままでした。フローランはブルゴーニュの醸造学校卒業後、ポムロールやラングドックで醸造を経験し、その後祖父ジョルジュ・ガローデの醸造所と畑を引き継ぎ、各アペラシオン、各クリマの特性に忠実なワイン造りを行っております。新しい生産者とは言え、ジョルジュから受け継いだ畑は高い栽培密度で手入れの行き届いた古樹。かつてはコント・ラフォンのワインに使われていたムルソーをはじめとし、その恵まれた環境を1年目から余すことなく見事に発揮しております。またフローランはドメーヌの個性に染めたワインではなく、純粋に各畑の個性を解り易く味わってもらえる、ピュリニーはピュリニーらしく、ムルソーはムルソーらしいワイン造りを目指しております。フローランは自然や歴史が好きで良い意味で素朴な若者。「自分の名前をもっと有名に」とか「もっとたくさんワインを売って儲けたい」という気持ちが前に出る事もなく、ただただテロワールの表現にこだわります。「ヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)」を表記できる樹齢でありながらも、敢えてエチケットには記載せずアペラシオンの名前だけを記載する所にも、各畑の純粋な個性を表現したい意志が伝わってきます。
モンテリー・プルミエ・クリュ ラ・トピーヌ・ルージュ
MONTHELIE 1ER CRU LA TAUPINE ROUGE 2020
価格 | ¥13,600 (希望小売価格) |
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生産者名:DOMAINE FLORENT GARAUDET (ドメーヌ・フローラン・ガローデ) 原産地呼称:A.O.C. MONTHELIE 1er Cru 葡萄品種:ピノ・ノワール100% 樹齢:30年 斜面の向き:南 醸造:全て除梗を行い、コンクリートタンクで醗酵。400lフレンチオーク樽で18ヶ月熟成 (新樽率50%)
JANコード:4582672779805
[畑のロケーション] 「レ・シャン・フュイオ」と隣り合う南向きの斜面。1.5haの小さい区画。この区画のみで生産する生産者はあまりいないといいますが、99,05ヴィンテージにはメゾン・ルロワからここの赤がリリースされています。この畑からはヴォルネイの優美さとポマールの力強さを併せ持つワインが生まれるといいます。
紫がかったチェリーレッド。苺やサクランボなどの赤色果実の表現深い香り。アタックが上品で、まろやかでスムーズなストラクチャー。口中でもエレガントなベリー系のアロマが感じられます。 |