「メルキュレはコート・シャロネーズの中でも一段格上の村」(ジャスパー・モリス ブルゴーニュワイン大全)
「メルキュレとジヴリーの赤は、しばしばコート・ド・ボーヌの赤の好敵手になりうると評されるレベルだ」(ワイナート71号)
と評されるなど、コート・ドールの影に隠れがちですが、メルキュレ村はブルゴーニュの銘醸地として知られております。その中においてトップクラスの造り手とされるのが、シャトー・ド・シャミレーです。17世紀より続く由緒ある造り手で、現在はドメーヌ・デ・ペルドリなどを所有するドゥヴィラール家が運営しております。現オーナーの義父、ジョアンヌ公爵が1934年に周囲に先駆け自社瓶詰めを始めるなど、この地のワイン造りを牽引し続けてきました。
メルキュレ村内に37haの畑を所有し、そのうちの約半分がプルミエ・クリュです。栽培はリュット・レゾネを採用、細やかな収量制限や手作業での収穫など丁寧な畑仕事を行います。また収穫後も、2度に渡る選果を行い完璧な果実のみが醸造に回されます。