ロロン・エ・フィスは1821年に設立されたボジョレーを中心にフランス各地のワインを手掛けるネゴシアンです。2002年の5月には、ルイ・ジャドを買収した事でも知られる大手のネゴシアンで、生産するワインの品質には定評があり、フランス国内はもとより世界各国で愛されております。ボジョレーにおいては、あのジョルジュ・デュブッフよりも古い歴史を持ち、自社瓶詰をする傍ら研究施設も併設しており、コンサルタント業務においても各生産者より絶大な信頼を集めています。フランスで480店舗を展開する大手チェーンのワイン・ショップ「ニコラス・ワイン・ストア」とは100年以上の取引があり、その他パリだけでもオペラ近郊のモダンなレストランとして人気の「I love Opera」、パリで1、2を争う牛肉とラムの人気店「Les Gourmets des Ternes」、パリで人気のネオ・ビストロ「Autobus Imperial」等など、ワインの品揃えにうるさい人気店から大衆店までフランス全土で親しまれております。

ロロンの品質を支えるテクニカル・マネージャー「ジャン・ピエール・ロデ」
現在ロロン社の品質を支える最も重要な人物として挙げられるのがテクニカル・マネージャーのジャン・ピエール・ロデです。ジャン・ピエールは1978年にディジョンの醸造大学を卒業後、現在のテイスティング・グラスの発案者であり自然派ワインの先駆者としても知られるジュール・ショーヴェと共にボージョレで働きます。ジュール・ショーヴェの影響を大きく受けたジャン・ピエールは、その後ロロン社へと移り、現在に至るまで約30年間ロロン社の品質を支えております。畑はジャン・ピエールの指導のもと、全てリュット・レゾネ(減農薬農法)で栽培が行われ、自社が所有するラボで微生物学的、そして科学的に品質の安定した健全なワインが産み出されております。


PINOT NOIR 2022 <赤>

  • 商品コード010394
  • 【JAN】4582672776644
  • 【希望小売単価】¥ 2,400

PINOT NOIR 2022 <赤>

アルコール度数 Alc:13.0%

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ピノ・ノワール

PINOT NOIR 2022

価格¥2,400 (希望小売価格)
生産者名:LORON & FILS (ロロン・エ・フィス)
原産地呼称:VIN DE FRANCE
葡萄品種:ピノ・ノワール100%
葡萄の収獲地:オーベルニュ
醸造特記事項:ステンレスタンクで醗酵。ステンレスタンク熟成。

JANコード:4582672776644

参考評価
リアルワインガイド60号…2017年旨安ワイン大賞
インターナショナル・ワイン・チャレンジ…金賞(2009,2010年度)
ワイン王国59号…「1000円台のピノ・ノワール ザ・ベストバイワイン」ベストバイワイン(3ツ星★★★)獲得

[ワイン王国59号 掲載文抜粋]
華やかな香りに酔いしれる。色調は明るいルビー色。グラスに注ぐと華やかな香りがグラスを満たす。果実味が程よくあり、心地よい熟成感も味わえる。飲み口が軽やかなので、鶏肉のみぞれ煮など肉料理のほか、マグロ赤身の刺身などとも相性抜群。


ピノ・ノワールは1世紀よりブルゴーニュで栽培されるフランスの代表的な品種です。ブルゴーニュ地方は寒い冬と昼夜の寒暖差がある夏のおかげでエレガンスのあるピノ・ノワールが育ちますが、その他の地域では上品な味わいに栽培するのが難しい品種でもあります。ロロン社のテクニカル・マネージャー、ジャン・ピエール・ロデはピノ・ノワールに対する研究を重ね、オーヴェルニュ地方にブルゴーニュと似た気候の地域がある事に気が付きました。この地方では11世紀よりピノ・ノワールが栽培されており、自然と収量が落ちる痩せた土壌で、昼夜の寒暖差がある為ブルゴーニュ的なピノ・ノワールとなります。

葡萄は主に中央高地(オーヴェルニュ)の北東より収獲されます。

では何故、これだけの条件が揃ったピノ・ノワールを市場で見かけないのかと言うと、オーヴェルニュは温泉の湧くリゾート地で造られたワインのそのほとんどが地元で消費されてしまう為、フランス国内でさえ流通しないといった事情があります。

ロロンが造るこのピノ・ノワールは酸味も穏やかで、果実味の密度もあり、低価格のピノ・ノワールとしてはかなり高いレベルだと言えます。価格が安いだけの他産地のピノ・ノワールを飲むのであれば是非一度、このピノ・ノワールをお試しください。