『WOW! 絶対にケース買いすべきだ!』でお馴染みのエストラテゴ・レアル等、近年のスペイン・ワイン界を牽引するスペイン・ワインの顔とも言えるラ・ファミリア・エグレン(エグレン家)。1870年よりワインを造るエグレン家の総本山となるワイナリーがボデガ・シエラ・カンタブリアです。シエラ・カンタブリアはリオハを象徴する山脈の名前でもあります。シエラ・カンタブリアの特徴は伝統的な褐色がかったリオハ・ワインでもなければ、果実味を前面に押し出したモダンなスタイルでもなく、誰にでも受け入れやすいスタイルのリオハ・ワインです。味わいはアメリカン・オークが強すぎる訳ではなくテンプラニーリョの魅力である、香りの芳香性の良さや滑らかでクリーンな酸味が表現されており、どの様なシチュエーションで飲んでも安心感のあるオーソドックスで信頼のおける味わいです。まさに世界が認めたリオハを代表する銘柄に相応しい出来栄えだと言えます。エグレン家の全てのワインの醸造を監督するマルコス・エグレン氏は近代技術を駆使しながらも、伝統的なリオハのスタイルを守ったシエラ・カンタブリアのラインナップを『ヌエボ・クラシイズモ(新古典)スタイル』と呼んでおります。

シエラ・カンタブリアの品質を支えるポイント <畑>
リオハに限らずスペイン・ワインの多くのボデガに言えるのが、葡萄は小作人から買った葡萄を混醸しワインを造っています。しかしエグレンでは先代から『ワインは畑で造るもの』という信念を持ち、栽培から醸造までを一貫して自社で行っております。またリオハに足を運べば一目で他の生産者と異なるのが、畑は丁寧に針金でパリサージュが施され整然としている事です。未熟な青臭さもなければ、過熟からの不快な香りもない。当たりまえの事ですが、一貫した品質を得る為には栽培者が完熟を見極め収穫を行う事が最も大事な事です。エグレン家にはそれが可能な環境が整っております。ワインメーカーに売る目的で葡萄を栽培している畑の葡萄とエグレンの葡萄を比較すると、味わいの命とも言える葡萄の質がエグレンの方が高品質なのは明白な事実です。

シエラ・カンタブリアの品質を支えるポイント <醸造所>
素晴らしい品質の葡萄が準備できたのであれば次は醸造です。エグレンそれぞれのワインには目指す方向性があり、その方向性に向かうべく、それに適した醸造設備が備わっております。エグレン家全てのワイン造りを総監督する醸造家マルコス・エグレンは、マドリッドの醸造高校、タラゴナの醸造大学で学び、その後、フランスで数多くの生産者の元でワイン造りを経験し1980年代にエグレン家の醸造責任者となります。褐色がかった色調でアメリカン・オークの香りの勝ったリオハワインではなく、色素が安定しており香り味共に濃さがありながらも果実味だけで押す様な、ニューワールド・スタイルとも違う丁度良い味わいに仕上がっているのがシエラ・カンタブリアのスタイルです。数あるリオハ・ワインの中でも間違いなく品質を保証できるワインだと言う事をご理解頂けると思います。

エグレン家の根幹ワイナリー[ボデガ・シエラ・カンタブリア]のトップ・キュヴェ
エグレン家は現在5つのワイナリーから成り立っており、各ワイナリー毎に、最高の栽培と醸造技術を駆使して各クリマの特性を表現したトップ・キュヴェを生産しております。テソ・ラ・モンハでは「アラバスタ」、ヴィニェードス・デ・パガノスは「ラ・ニエータ」、セニョリオ・デ・サン・ビセンテは「サン・ビセンテ」、そしてボデガ・シエラ・カンタブリアには「アマンシオ」と「フィンカ・エル・ボスケ」の2本があります。シエラ・カンタブリアの畑では、ビオディナミカレンダーに基づき有機栽培を実施、中でも、アマンシオ、フィンカ・エル・ボスケの畑では、ビオディナミを実践しております。

2009年度ヨーロッパ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー候補
2009/9/2に発行されたアメリカのワイン専門誌「ワイン・エンスージアスト」のワインスター・アワード2009「ヨーロッパ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」にシエラ・カンタブリアが、ノミネートされました。

2014年度ギア・ペニン ワイナリー・オブ・ザ・イヤーにノミネート
スペインを代表するワインガイド「ギア・ペニン」の2014年版にて、シエラ・カンタブリアがワイナリー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされました。前年2013年度版ではトロのテソ・ラ・モンハがワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれております。


SIERRA CANTABRIA 2007 テロワールセット (AMANCIO 2007/FINCA EL BOSQUE 2007) <赤>

  • 商品コード008000
  • 【JAN】4582565785685
  • 【希望小売単価】¥ 59,200

SIERRA CANTABRIA 2007 テロワールセット (AMANCIO 2007/FINCA EL BOSQUE 2007) <赤>

アルコール度数 Alc:14.5%

¥ 59,200

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数量 (セット)

シエラ・カンタブリア

SIERRA CANTABRIA 2007 テロワールセット

価格¥59,200(希望小売価格)
生産者名:SIERRA CANTABRIA (シエラ・カンタブリア)
品種:テンプラニーリョ100%

◆2本セット内訳および商品詳細
①AMANCIO 2007
原産地呼称:D.O.Ca. RIOJA
醸造:厳しい選果後、手作業にて除梗。更に選果台にて選果。6日間の低温浸漬。アルコール発酵は5hlと10hlのフレンチオーク製発酵槽を使用。6日間ピジャージュを行い24日間のマセラシオン。マロラクティック発酵は100%新フレンチオークバリックにて行い、熟成にはマロラクティック発酵とは異なる新フレンチオークバリックにて24ヶ月。熟成期間中は4か月毎に澱引き。

2007年ヴィンテージ評価
ワイン・アドヴォケイト…94-97点
ワイン・スペクテイター…91点
ヴィノス…94点
ギア・ペニン…94点

参考評価
ギア・プロエンサ…100点(2006,2008,2010-2014,2016-2017)
ギア・ペニン…96点(2016)

テイスティングコメント:濃厚かつ完熟した黒い果実のアロマにカカオ、コーヒー、バニラや丁子のニュアンスに加えミネラルのアロマ。柔らかく、凝縮した果実味を滑らかな酸が支え口の中いっぱいに広がります。豊富なミネラルが余韻まで凝縮した果実味と共に長く続きます。

②FINCA EL BOSQUE 2007
原産地呼称:D.O.Ca. RIOJA
醸造:厳しい選果後、手作業にて除梗。更に選果台にて選果。3日間8℃にて低温浸漬。アルコール発酵は8hlのフレンチ・オーク製発酵槽を使用。13日間ピジャージュを行い、21日間のマセラシオン。マロラクティック発酵は新バリック(95%フレンチ、5%ハンガリー産)にて行い、熟成にはマロラクティック発酵とは異なる新フレンチバリックにて18ヶ月。熟成期間中は4か月毎に澱引き。

2007ヴィンテージ評価
ワイン・スペクテイター…93点
ギア・ペニン…96点

参考:2014ヴィンテージ評価
ギア・ペニン2017…96点
ギア・プロエンサ2017…97点
ワイン・アドヴォケイト…94+点


テイスティングコメント:アマンシオと比較して赤い果実のニュアンスが多く感じられフルーティーな印象。カカオやバニラ、ロースト香の中に鉄分由来の独特なハーブのニュアンスも感じられます。口の中でも赤い熟した果実の風味が広がり、ミネラルと共に鉄分のニュアンスも感じられます。フレッシュな果実を感じる余韻も長く続きます。