2003年にワイナリー醸造設備の技師ラバルブタ氏が『質の高いワインを驚くほど低価格で販売したい』というコンセプトで始めたワイナリーです。ラバルブタ氏は設備師としてアンティノリやリブランディサン・グレゴリオ、カ・デル・ボスコ等に醸造設備やボトリングの機械を設置してきた人物です。多くのワインを知り尽くしたラバルブタ氏は『ネッビオーロ、ブルネッロ、アリアニコこそがイタリアを誇るワイン』という考えを持ち、自身がアリアニコの栽培に最も適したと考えるバジリカータのヴルトゥーレにワイナリーを構える事を決断しました。数々の一流生産者と接触をしてきたラバルブタ氏は『やるからには数年後にはアリアニコ生産者のリーダー的存在にまで上り詰める』という大きな目標を掲げ、ヴルトゥーレを知り尽くした醸造家セルジオ・パテルノステルを招き入れました。

ワイナリーの名前を決める際には、これから一緒に仕事をしていく子供達との絆を大事にしながらワイン造りをしていきたいと考え、子供達の名前である[LETIZIA][LUCA][SIMONA]のそれぞれの頭文字を組み合わせ、ワイナリー名をLeLuSiと名付けました。ワイナリーのロゴがモダンなのは伝統を重んじながらも新しい手法を取り入れていこうという心の表れです。

◎醸造設備師ならではの醸造特記事項
まず選果台は小さい振動が起きる選果台を導入しています。振動がある事で葡萄がバラバラになり選果を行いやすくします。傷1つない粒だけを選別する事で、綺麗な葡萄だけの味を得ることが出来ます。そして垂直システムの醸造タンク。タンクは二層になっており、キュヴェゾンの期間は上段で行いプレスされた搾汁は下の層に入り、温度コントロールによって搾汁の状態を安定させます。この際のプレスも、アリアニコ特有の強いタンニンを抽出しすぎない為に、本来ならまだまだ抽出できる所を加減して搾っています。またこのタンクは大きい円の形というのも特徴です。直径の大きいタンクはマストと果皮の接触部分が広くなりピジャージュやルモンタージュの回数が減る為、ワインへのストレスを軽減できます。また熟成中にアリアニコのタンニンに対して少しでも酸化を多く促進させるために、通常の225リットルのバリックだけではなく空気の透過性の良い160リットルの樽も併用しています(225Lはストロングトースト、160Lは空気の透過性を高める為にトーストなし)。

全てはアリアニコの個性を最大限に引き出す為の、醸造設備師ならではのノウハウが注ぎ込まれています。

[Vulture(ヴルトゥーレ)の特徴]
Vultureはバジリカータ州の東北に位置します。このエリアは休火山であるヴルトゥーレ山の斜面にあります。土壌にミネラルの豊かな火山灰を含み、下の層に多孔性の凝灰岩があり水不足の時期でも土壌は適度な温度と湿度を保ちます。アリアニコ種の栽培に適しており、標高が高い為(200~700m)夏場でも昼夜の寒暖差があり、アロマが複雑で熟成ポテンシャルの高いワインとなります。

[Lelusiの畑の情報]
畑の面積:11ha(うち6haで葡萄を栽培)
土壌:火山性土壌
収穫の時期:11月の上旬
整枝法:アルベレッロ式、ギュヨ式
標高:500m
斜面の向き:西南

畑はVultureの一番良いエリアと言われる場所にあり、標高は500mとなります。日当りが良く、朝と夜の温度差が激しいので葡萄は完璧に完熟し、干ばつ等のリスクもありません。樹齢は平均35年で一株当りの収穫量は1kgとなります。

◎イタリア人気ワイン雑誌IL MIO VINOにて高評価獲得
イタリアの人気ワイン雑誌IL MIO VINOの2007年5月号にて“ヴルトゥーレのアリアニコ”特集が組まれレルーシの”SHESH 2004″が味わいで最も高い評価の5ツ星中4ツ星半を獲得しました。またコストパフォーマンスの高さにおいても5ツ星中4ツ星という高評価を獲得しております。

記事ではレルーシの“SHESH 2004”を『テロワールの特徴がよく表現され、コストパフォーマンスが高い』と紹介しております。

イタリア全国紙La Repubblica にて大絶賛
2008年4月4日イタリアの全国紙、La Repubblica(レプブリカ)にレルーシが掲載されました。レプブリカ紙は一般紙という特性上、専門性のあるワインの記事というよりは『誰でも知っているワインを紙面に』という事が多く、通常取り上げられるのは日本でも馴染みのある有名銘柄が載る程度です。そんなレプブリカ紙において、バジリカータの小規模生産者が取り上げられるという事は余程のスター性があるという事です。記事では5つ星中4つ星(見逃す訳にはいかないワイン)という評価がつけられました。

[掲載文章抜粋]
非常に複雑でボディのしっかりした素晴らしい赤ワイン。標高500mで栽培されている葡萄の香りは豊かで様々なニュアンスの果実味や甘みのある素晴らしいアリアニコ。

エスプレッソでも絶賛
2012年度版エスプレッソ誌にもレルーシが掲載。特にポジティブな要素のある生産者に与えられるマークとともに、「今年のアリアニコで一番良いものの一つだ」と絶賛されております。


AGLIANICO DEL VULTURE LABELLUM 2019 <赤>

  • 商品コード032702
  • 【JAN】4582565754773
  • 【希望小売単価】¥ 3,000

AGLIANICO DEL VULTURE LABELLUM 2019 <赤>

アルコール度数 ALC:13.5%

¥ 3,000

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アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ・ラベラム

AGLIANICO DEL VULTURE LABELLUM 2019

価格¥3,000 (希望小売価格)
<ラベル・商品名が変更となりました>
◆旧商品名:
AGLIANICO DEL VULTURE TERRA DI VULCANO(アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ “テッラ・ディ・ヴルカーノ”)

瓶詰をラバルブタ氏が株を所有するビッシェリア社にて行っている為、ラベルはビッシェリア社の表記となっております。今後は、同ワイナリーの別ブランド「Vitis in Vulture」のキュヴェ「Labellum(ラベラム)」としてリリースされますが、中身は「
AGLIANICO DEL VULTURE TERRA DI VULCANO 2017」と同じワインです。

生産者名:LELUSI (レルーシ) BISCEGLIA (ビッシェリア)
原産地呼称:D.O.C. AGLIANICO DEL VULTURE
品種:アリアニコ100% (標高450mの畑より収穫)
醸造:ステンレスタンクにて5日間低温浸漬後発酵。ステンレスタンクにて12ヶ月熟成。

JANコード:4582565754773

【参考:2017ヴィンテージ評価】
ガンベロ・ロッソ2020…2ビッキエーリ

【参考:2016ヴィンテージ評価】
ガンベロ・ロッソ2019…2ビッキエーリ(お買い得マーク付き)

アリアニコらしい濃いルビー色の外観。チェリーやスパイスにミネラルのアロマ。口中では果実の瑞々しさが広がり、適度なミネラルと酸とのバランスがよく、その名の通り火山性土壌の特徴を十二分に表した味わいです。