ドメーヌ・ド・ラ・ヴェルパイユのオーナー、 フィリップ・バティスト氏の一族は代々この地で葡萄を作る栽培農家でした。彼らの畑の根幹となるのが、エチケットのモチーフにもなっている、最初期に所有していた1haの区画に植わる樹齢115年以上の古樹。現在所有する15haは、全てこの古樹からマッサール・セレクションを行なった葡萄で、一番若い葡萄でも樹齢60年となります。そして2004年にフィリップ氏がこの畑を受け継いだのを機にドメーヌを設立、テロワールを最大限表現することをポリシーとし、すべての畑をビオロジックに切り替え、2009ヴィンテージからはAB認証を取得しております。化学肥料の不使用はもちろんのこと、堆肥には自身で調合した、おが屑と葡萄の搾りカスを使用。硫酸銅、硫黄の使用も規定量の半分以下の使用に留めております。
ガイド各誌評価
RVF発行 ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ア・ムワン・ドゥ・20ユーロ
巻頭特集「17人の新たな才能」
掲載文抜粋
このガイドの編集作業でブルゴーニュのワインを1週間で1500本試飲しました。2009は暑いヴィンテージだったので重い白ばかりになると思っていましたが、マコネーの白はまろやかで柔らかく上品なものが多く、ヴェルパイユの白はまさにこの代表格でした。2004年から家族の畑を継ぎ、ビオで辛口の白を造り最近注目を集めている。
ラ・レヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス 2007年6月号
香り豊かな、フレッシュさと長い余韻を持つ完璧な味わい。美しい。
ギド・アシェット2007
エステールとフィリップ夫婦は初ヴィンテージから全審査員の注目を浴びた。Vire Clesse2004は一つ星を獲得。桃や葡萄の豊かな香り。ヴォリューム感があります。
ギド・アシェット2008
審査員はこの若い生産者のキュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュに深い感銘を受けた。アカシア、サンザシなどの淡黄色の花の香り。ミネラル豊かで口当たりが柔らかく、バランスが良い。