所有する畑は全部で6haのみと、生産量が少ないため、あまりコンテストやガイド誌に出展することはありませんが、フランスのワインガイド「ギド・アシェット」では、スタンダードキュヴェながら30ヶ月以上熟成したブラン・ド・ノワール「キュヴェ・シグネーチャー・エクストラ・ブリュット NV」が一つ星、「キュヴェ・ノワール・スペシャル 2009」が二つ星を獲得するなど、高い評価を獲得しております。
その他、テクニカル一切非公表で飲み手の想像を掻き立て、「ミステリー」と名付けられたキュヴェ「キュヴェ・ミステーレ(M3-1.17-EB) NV」新ロットも入荷いたしました。
コート・デ・バールはシャンパーニュ地区の中でも南に位置し、シャブリ地区に近く、キンメリジャン土壌と粘土質が混じった土壌です。コート・デ・バールにあるリセイ村でフランス3大ロゼに数えられる「ロゼ・デ・リセイ」が造られるように、モンターニュ・ド・ランスやヴァレ・ド・ラ・マルヌとは、また違ったキャラクターの高品質なピノ・ノワールが作られており、モエやボランジェ、マムに葡萄を供給する生産者ポール・ダンジャンのように、近年エペルネやランスなどの大手メゾンが、こぞってここのピノ・ノワールを求めているといいます。
また、コート・デ・バールにはドラピエやヴェット・エ・ソルヴェなど、冷涼なシャンパーニュ地方では難しいとされる有機栽培を実践する生産者が多く、ユグノー・タサンでもサスティナブル農法を実践しており、「テラ・ヴィティス」の認証も取得しております。