2021.03.08
ワイナート最新103号「白ワイン品種の最新ガイド」にてニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの代表的な生産者として掲載された「グレイワッキ」のご案内です。本文中では『ケヴィン・ジュッドという醸造家はマールボロ産ソーヴィニヨン・ブランに「新しい世界標準」の名を与えた生きる伝説である。』と評されています。
グレイワッキが畑を所有するマールボロのワイラウ・ヴァレーは豊富な日照量に加え、海洋性気候に属し夏から秋にかけて穏やかな気候な為暑さによって葡萄の酸やアロマティックな風味を奪われることなくゆっくりと完熟に向かうソーヴィニョン・ブランにとって理想の産地です。ケヴィンが葡萄栽培にあたり最もこだわる点は「収穫のタイミング」です。オーナーであるケヴィン・ジュッドがかつてチーフ・ワイン・メーカーとして活躍したクラウディ・ベイではフレッシュかつハーバルなスタイルのワインを目指していたのに対し、グレイワッキでは「フレッシュさ+奥行」のあるもう一段上の完成度を目指し、クラウディ・ベイよりもやや遅めの収穫を行っております。実際グレイワッキのソーヴィニヨン・ブランは果実味の熟度だけでなく、酸やミネラルも綺麗に表現されており、非常に完成度の高い味わいです。ニュージーランド最高峰のソーヴィニョンブランの一つだという事を自信を持ってお勧め致します。
ヒュー・ジョンソンとジャンシス・ロビンソンの共著、「世界のワイン図鑑 第7版」ではグレイワッキがマールボロの代表的な銘柄としてエチケット付きで紹介されております。